子どもの生活リズムを大切にしたいため、保護者と一緒の個別通園を原則にしています。子どもと一緒に季節の移ろいを感じながら通園する2〜3年間は、子どもにとってだけでなく、保護者にとっても一生の思い出となるでしょう。また、この機会に交通ルールや道路での身のこなしなど家の外に潜む危険を子どもに教えることも大切なことだと思います。危険を予想する習慣は知識では身につきません。日々のちょっとしたことの積み重ねが、後にお子さま自身で身を守ることにつながると思います。
園庭はポプラ、桜、椎、銀杏などの木々が木陰をつくり、葉や花や実を散らします。子どもたちは日々の生活をこの庭の中で自分の好きな遊びに興じて過ごします。枯葉の中から虫を夢中で捕らえる子、男の先生とサッカーをダイナミックに繰り広げる子、お砂場でままごとをする子、静かに空を見上げている子。自然の豊かな場所は子どもたちが安心できる場所でもあります。
毎週月曜日はパン屋さんのランチ給食。できたてのパンを2つと牛乳を1杯ずついただきます。火・木・金曜は家庭の手作りの味、お弁当をいただきます。「食育」という言葉がありますが、食べることは生きることの基本。皆で同じものを食べることと、親の愛情のこもったお弁当をいただくことは、どちらも大切なことです。
プリンス幼稚園のカリキュラム
は、週、学期、年度毎に見直しを行い、これまでの経験をもとに蓄積されたものです。その目的は、自らものごとに集中して取り組む力、すなわち内発的自律性を伸ばすことです。カリキュラムの中でも子どもが自由に選択できる環境設定をして、子どもの気持ちを大切にしながらすすめます。子どもの視点を取り入れ、子どもに幅のある環境の中から自分で決定する、自分なりの楽しみ方を見つけ出す援助を行います。お友だち、教師とこれらの経験・感情を共有することは、お子さまが自分探しの旅に出る第一歩と考えています。
今日も一日楽しかったね。子どもたち一人ひとりの笑顔が明日の意欲につながるように、先生方とスキンシップでさようならをします。今日一日幼稚園でお友だちや先生と味わったさまざまな感情を「受けとめてもらった」と感じた子どもは、きっとご家族の皆さんとも「気持ちを分かち合いたい」と感じるはずです。帰りの道すがらでも、家に帰ってからでも構いません。子どもの気持ちやお話を、一切大人の側の評価を入れずに聴いてあげてください。きっとお子さんのすばらしいかがやきに触れることができるでしょう。


「本分は喜びであり、喜びとは本分を全うすることである。」
                             ―アブラハム・マズロー―